和室を造るならぜひ知っておきたい畳の選び方:快適な空間を優先する秘訣①
堺市の泉北製畳のスタッフブログへようこそ。
和室は、日本の伝統的な空間であり、心身を癒す場として人々に愛されています。
その中でも、畳は和室の必須要素であり、畳の選択は快適な和室を造るための重要なポイントです。
ここでは、和室を造る際に知っておきたいポイントをご紹介します。
<畳の種類と特性の紹介>
畳には様々な種類があります。素材から見ると
1.稲わら畳・・・乾燥した稲わらを主材にした畳床(土台)に、い草で織り上げた畳表を張り付けています。
従来からある畳で、調湿性・弾力性・耐久性・断熱性などにすぐれ、日本の気候風土に似合った床材
2.建材畳・・・・木質繊維版を主材にした畳床に、畳表を張り付けた畳です。
稲わら畳床に比べて、湿気による腐りやカビの発生を防ぐなど衛生面に優れ、現在の気密性や断熱性能が高い住宅の和室には、建材畳を採用するのが主流です。
また、表面材として、感触と香り良い自然素材のい草畳表や、デザイン性・メンテナンス性の高い機械すき紙やPP樹脂を主材にした化学畳表を選べます。
それぞれの畳には特性がありますので、快適さや美しさを重視したい点を考慮して選びましょう。
<快適さを追求する畳の特性>
和室にはゆったりとくつろげる快適な空間を作りたいものです。そのためには、畳の特性に注目しましょう。
1.快適な座り心地: 畳の弾力性やクッション性が座り心地に影響を与えます。
直に座ったり、寝転んだりできる憩いの場に最適です。
2.遮音効果: 畳は音を吸収する性質があります。
特に複数での集まりや階下へ配慮したい場合には、遮音効果のある畳を選ぶと良いでしょう。
3.調湿効果: 部屋の湿気を吸い込んだり吐き出すことで住空間を快適にする調湿力があります。
4.温かさと涼しさ: 畳の断熱性によって冬は温かさ、畳表面の起伏による感触によって夏は涼しさを感じることができ、四季を感じる和室を演出できます。
<美しさを演出する畳のデザイン>
畳は和室の雰囲気やデザインに大きく影響を与えます。
美しさを重視するためには、以下のポイントに注意しましょう。
1.畳の色: 畳の色は和室全体の印象を左右します。
・い草畳表は、自然な色合いを楽しめます。
・化学畳表は、和洋に合わせた色彩や柄のある多種多様な畳表を選べます。
和室・和室コーナー、間取り全体からの雰囲気を重視しましょう。
2.畳の敷き方
畳を敷く方法によっても和室の印象は変わります。
・祝儀敷 ・・・ 一般住宅に用いられる畳敷。
・不祝儀敷・・・ 寺社や旅館・公共施設等の大広間に用いられる畳敷。同じ向きで敷込む。
・市松敷 ・・・ 琉球調畳で畳コーナーなどに用いられる畳敷。人気のある琉球畳(縁のない畳)を半畳ずつ方向を変えて敷込む。
<メンテナンスのしやすさと耐久性の確認>
畳は定期的なケアが必要です。適切なメンテナンスを行うことで、畳の美しさや耐久性を長く保てることができます。
1.風通しをよくする。
特に梅雨時期や長雨の後や、北向きの和室などは、晴れの日に窓を開けるなどして通風して下さい。
2.耐久性も考慮しましょう。
まずお薦めしたいのが、熊本県産い草を使った畳で、肌触り良く、艶があり、毛羽立ちにくく、安心して使えます。
化学表は、耐久性を期待でき、琉球調畳にお勧めします。中性洗剤での水拭きができるなどメンテナンスも容易です。
3.メンテナンスのしやすさ
畳は定期的なお手入れが必要です。
畳の種類によってメンテナンスの方法や頻度が異なるので、自分のライフスタイルに合ったメンテナンスができるか確認しましょう。
さいごに
畳は耐久性のある素材や製法の畳を選ぶことで、長く美しい状態を期待できます。
和室を造る際には、快適さと美しさを両立させるために畳の選択に注意しましょう。
また畳の種類や特性、快適さ、美しさ、メンテナンスのしやすさや耐久性を考慮して選ぶこと、
畳店や専門家のアドバイスを受けることで、理想的な和室空間を実現してみましょう。
堺市で畳のことなら、泉北製畳におまかせください。