畳の敷き方とは?基本の配置とポイントを解説
畳の敷き方は、部屋の美観や空気の流れ、運気にも影響があると考えられています。
畳の部屋に対して、どのように畳を配置する考えたことはあるでしょうか?
この記事では、畳の敷き方の基本ルールや種類、ポイントを解説します。
畳の敷き方を知ることで、部屋をより美しく見せたり、和の空間を生かすことができます。
畳の敷き方の基本とは
畳の敷き方には、伝統的なルールがあります。
基本的な畳の敷き方には、「祝儀敷き」と「不祝儀敷き」の2種類があり、部屋の広さや形状によって使い分けられます。
祝儀敷き
通常、住居では「祝儀敷き」と呼ばれる敷き方が用いられます。
畳の合わせ目を十字にしないという敷き方は縁起が良いと言われており、その場の雰囲気を明るく、和やかに役割を果たします。
例えば、結婚式や成人式、新築祝いの際など、家族や友人が集まり、お祝いの気持ちを分かち合う場に適当とされています。
不祝儀敷き
葬儀や法事などの弔いの場のような、縁起が悪いときに用いられる畳の敷き方が「不祝儀敷き」です。
畳をすべて同じ方向で敷かれている所が特徴です。
また、寺院や旅館の大広間などでも、不祝儀敷きが採用されています。
大広間でも採用されている理由として、向きが揃っていると畳が傷みにくく、畳のメンテナンスがしやすいという理由があります。
畳の敷き方で気をつけたいポイント
卍敷き
半畳の畳を中央に、他の畳を左回り(卍型)に配置する敷き方は縁起が悪いと言われています。
武士が切腹する際に用いられた敷き方で、終わった後に真ん中の畳だけ取り替えれば処理が容易といった観点からこの敷き方が使用されていました。
右回りで敷くのは「茶室」の敷き方となるため、設置する方向には気をつけましょう。
また、畳の敷き方は、風水にも影響するとあります。
部屋の空気の流れを見据えて効果があるとされ、活動的で明るい空間を前向きに考えられています。
さいごに
このように、敷き方を変えることで、部屋の雰囲気だけでなく住む気持ちにも影響を考慮されています。
畳の縁や上下を考えることで部屋が整然とし、風水の観点からも良い影響を考えて考えられています。
正しい畳の敷き方で、和の美しさと調和のとれた空間をお楽しみください。
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